市場町デンタルクリニックのお知らせ
第11回、日本インプラント臨床研究全員発表会(田中譲治会長)が、H28年7月17・18日大阪で開催されました。発表者は2日間で113名の発表があり、なかなかタフな発表会でした。私も、その中の一人として、「ロケーターアタッチメントを用いた下顎総義歯の有用性について」発表させていただきました。
特別講演 といたしまして
長崎大学歯学部部長 澤瀬 隆先生によります。「骨質からオステオインテクレーションを考える」をテーマにお話があり、一般的に骨質=骨量・骨密度ととらえられがちであるが、咀嚼荷重に耐えられる「骨質」について、詳しくお話を伺うことができました。
シンポジュウム といたしまして
甲斐 智之先生・藤原 康則先生・武井 賢郎先生 によります、「診査・診断を見なおそう」をテーマにお話を伺いました。それぞれの先生の下顎位に焦点を置いて、咬合の診査診断のお話が主な内容でした。私は、ドーソン咬合理論を軸にした臨床を取り入れているわけですが、こちらに紹介しました先生方は、下顎の変位をきたしてしまった症例に関して、真剣に取り組まれておられ、本当に難症例に関しても真正面から、真摯に取り組んでおられてその素晴らしさに感銘を受けました。
とにかく、タフでタイトな研修会でしたが、毎年の励みとしてまた来年を楽しみに、日々の臨床に取り組んでいこうと、改めてフンドシの緒を締させられました。