市場町デンタルクリニックのお知らせ

こんにちは。市場町デンタルクリニックの歯科衛生士の佐藤です。今回のブログは前回のソケットリフト、サイナスリフト法を成功させるために下支えとなっている当院のインプラント治療の技術と特徴にについて書いていこうと思います。

 

市場町デンタルクリニックでのインプラント治療は患者様のご負担をきる限り軽減し、具体的には、術後の痛みが殆んどなく、殆ど腫れることもない、安心して治療を受けてもらえるような配慮をしています。オペが失敗しない!成功するためにできる最大限の要素を取り入れてます。他院では、行っていることが少ない特徴を3つご紹介します。尚、当院の成功基準は、ご自身の歯と変わらなく、違和感なく噛めること。が、最低基準です。上手くいくと、お口の中で、かぶせ物を見たときに、インプラント治療がなされていることが分からない、天然歯に近いかぶせ物が入ります。レントゲンを撮らない限り、区別がつきません。

 

①口腔内の正確なデータ解析と、そのデータに基づく手術用のガイドの作成

治療を行うにあたって、歯科用3D口腔内スキャナーという口腔内を小型カメラで撮影して3D立体画像化したデータやCT像をPCソフトで細かく解析後、インプラントオペに使う手術用ガイドというものを院長がその方々に合うように設計して作成していきます。

手術用ガイドとは、オペ時のインプラントの埋入方向、深さ、骨の切削角度をサポートするものです。これを使うことによって至難なインプラントオペも安全で正確確実なものにすることができ、計画通りの埋入が可能となります。

写真(左:ガイド設計)(右:出来上がったガイド)

CGF、AFG法の採用

インプラントオペを行う全患者様から採血させていただいております。その血液を専用の遠心分離機にかけ「CGF」、「AFG」と呼ばれるものを作り出します。

CGFとは血液中に含まれるフィブリンという傷口を塞いで止血し、傷の治りを早くするという働きがある成分を人工的に抽出したものです。

CGFには血小板や成長因子が豊富に含まれているため、骨が少ないところに使用すると骨や歯周組織の再生を早める効果があり、結果的に治療期間を短くすることができます。

 

AFGとは血液中の血漿というフィブリンが作製される前の液体成分を抗凝固剤などを使わずに作製したものです。

AFGは自然な状態にもっとも近い血漿で、滅菌されたガラスビーカーの中で骨補填材と混ぜることによってゲル状になるため外科処置時の操作性を向上させるとともに骨の再生能力をより促進させることができます。

この技術により、イメージする通りに、骨造成が可能となったのです。

写真(左:血液を専用の遠心分離機にかけたもの)

(中央:CGFは必要部分をハサミで切って使用します。)

(右:AFGと骨補填材を混ぜ、ゲル化したもの)

 

③高濃度ビタミンC複合点滴

高濃度ビタミンC複合点滴には「抗酸化作用」「抗炎症効果」があるので、術中の創面の酸化を防ぎ、術後の治癒の促進につながります。「コラーゲンの生成促進効果」は、インプラント埋入後、隣接する骨から、最初に遊走されてくるのが、コラーゲンなのです。そのコラーゲン産生に大量のビタミンC・Bを必要とします。ですが、人間の体は、ビタミンC産生能力がないので、どうしても、ビタミンCが不足がちになります。ですので、当院では、術前・術中・術後の3回、高濃度ビタミンC複合点滴を受けて頂いております。高濃度ビタミンC点滴において、溶血反応が出る方もおられますが、当院で事前にG6PD検査を自院で行いますので、安心して受けていただけます。

当院のインプラント治療は、その他にも、抜歯早期埋入法により、歯茎の頂上の歯頸ラインを天然歯と揃うように拘っており外観的に自然で綺麗に収まります。それを実現するために、インプラント本体が、骨に包み込まれるように、深い埋入が可能な製品を選択しております。ひいては、インプラントが皮質骨の下に包み込まれガードされるので、歯周病菌がインプラント本体に到達しにくく歯周病にも罹患しにくくなります。この様に、包括的な視野で、極力痛みのない、腫れることが殆どない、失敗の無いインプラント治療を行っているところが、大きな特徴となっております。

 

院長はオペが成功できるように最大限のことを行っていました。私は市場町デンタルクリニックに来て初めて見るもの聞くものが多く院長の技術力の高さに驚いています。オペに対するカウンセリングなども親身になって聞いたり説明する姿は私も見習うべきところだと感じています。

写真(左、中央:G6PD検査)

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