市場町デンタルクリニックのお知らせ
4/20(水)19:30より東京医科歯科大学にて、黒沢誠人先生によるドーソン咬合理論の勉強会に参加してきました。
咬合平面の決定法には、スピーの湾曲・ウィルソン湾曲(スピーの湾曲は、側方顔面部の犬歯から第二大臼歯まで結んだ曲線。ウィルソン湾曲は、前方面観より臼歯の頬舌側咬頭長をつなぐ曲線の最後臼歯から前方臼歯、前歯切端を連続的につながる凹面状の曲面)を再現するためのPMSテクニック(.Pankey Mann Schuyler(PMS)の咬合平面分析法)にて製作物へ応用することについて講義をしていただきました。
黒沢先生の魂のドーソン勉強会は、13年4月より開始され、早3年が経ちました。
今回の報告は、ドーソン咬合理論を応用した、全顎治療への取り組みの一つであり、最も重要な咬合平面の決定法に関しましての勉強でした。
ホームページも刷新されましたのて、今後、ブログ形式で、簡単に、ドーソンの咬合理論に関しまして、報告を続けてまいります。
咬合理論があやふやでは、満足の行く咬み合わせ、そして、美しい口元の獲得はできません。
面白いことは、同じ内容の文章を同時に輪読して理解を深めていくわけですが、術者の経験値で、それぞれのDr.間で、理解度や納得度の深さが異なることです。
私自身、一昨年前より現在の理解度が深くなっていることを感じております。つまり、私のような、中堅のDr.でも勉強し続けない限り、理解度、納得度は、勉強したところまでです。それが、そのDr.の限界点となることです。
歯科医師の仕事は、本当に面白いです。勉強する気になれば、果てしなくいろんなことができるようになります。それを実践できるようになります。ただし、患者様に提供できるスキルまで引き上げて、提供し続けなければならないところに、人間性や技量の差が大きく出てまいります。
そのバードビュー的な、患者様のお口の中全体の安定した状態を理解し、診断し、実践できる、患者様各人のお口の中の街づくりのようなお勉強が、ドーソン咬合理論の勉強です。