市場町デンタルクリニックのお知らせ
平成28年9月22日春分の日に、池袋で開催されましたAHA主催のBLSヘルスケアープロバイダーセミナー&試験を受けてまいりました。
当院には、AED・アンビューバック等、救急時に必要な器具・薬剤は、備わっております。でも、
いざっ!という時、それらを使えるように十分に準備しておかなければなりません。その為に、丸一日のハードなトレーニングと試験を受けてまいりました。受験した方から話は聞いておりましたが、日ごろテニスで鍛えている私でも、人形相手のトレーニングとはいえ、質の高い心肺蘇生は結構腰に来るほどのハードなものでした。
学習目標は、アメリカ心臓協会(AHA)の定める、救命の連鎖に関しての習得です。
1.心停止の即時の認識 と救急対応システムへの迅速な出動要請
2.頬骨圧迫に重点を置いた迅速な心肺蘇生(CPR)
3.迅速な除細動
4.効果的な ALS(二次救命処置)
5.心停止後ケアの統合
上記は、成人の救命に関しての救命の連鎖 5項目です。これに準じた形で、小児、乳児に関する救命の連鎖 のトレーニングも受けました。心肺蘇生に関するトレーニングは、毎分100回~120回の質の高いCPRを行わなければならず、頬骨の下半分を胸厚の1/3、約5cmの深さで、押したり、戻したりを繰り返さなければなりません。CPR30回後に、人工呼吸が2回行い続けることを、一人で全ての工程を延々と続ける事は不可能に近いことです。
それを、受講する前日、「ためしてガッテン」の番組で、たまたま、心肺蘇生の番組が放送され、その中で、プリンセスプリンセスのダイヤモンドという曲に合わせて、心肺蘇生を行うと、リズムに乗って、胸郭を押すと緩めて元に戻すのテンポがうまく取れるとのことでした。
その様な、お話を楽しくしながらの、この日のインストラクターの岡野谷先生が心豊かな話口で、ご指導くださり、大変有意義な実技と学習をしてくださり、思っていたほどの疲労感もなく、トレーニングと試験を終了することができました。懇切丁寧なご指導くださいました、岡野谷先生には心より感謝申し上げます。
歯科医療の最先端を追及する日々は一生涯続くと思います。でも、それを支えるのは、いざっ!と言う時の備えがあっればこそと思い戒められた一日でした。