市場町デンタルクリニックのお知らせ
平成28年8月31日に船橋きららホールにて、第一回千葉県摂食嚥下ネットワークミーティングが開催されました。この集まりは、脳梗塞等で急性期を過ぎ、摂食嚥下機能に問題のある患者様が、退院後にその居住区での地域摂食嚥下サポート体制を整備していこうという趣旨で、執り行われたミーティングです。
私は、船橋市さざんか歯科診療所におきまして、日本歯科大学リハビリテーション科菊谷武教授のもとで、約15年摂食嚥下指導にたずさわってまいりました。この間に私が感じてきたことは、歯科医師として摂食嚥下指導にたずさわるためには、絶対に他職種との連携を取った指導がなされなければ、患者様におかれた環境を網羅したうえでの包括的なケアは難しいということでした。ですので、私の個人医院での摂食嚥下指導は控えさせていただいておりました。
今回は、他職種(医科・歯科・看護士・ケアマネージャー・ST・歯科衛生士)の方々のそれぞれ配属している医療機関内での他職種連携に関してのお話でしたが、物凄くハイレベルなお話で、ここまで出来るようになって来ているのか!凄い!と、感じざる得ないレベルに達しておりました。摂食嚥下にかかわる医療機関内では、ほぼ、完成域に近い指導がなされていることを実感いたしました。
今後は、そのような医療機関を退院された後のケアが地域差はあるにせよ、ほぼ未完成な事が問題点です。そのために、今回は、地域に摂食嚥下のネットワークを作りネットワークを強固とすることで、包括ケアを目指す事となったのです。
下記に今回参加されました、医療機関のアンケートを提示させていただきます。私は、歯科医療の特殊性もありまだまだ研鑽中ではありますが、それに特化することなく、幅広い目を持って地域の医療水準の向上に寄与していければと考えております。